J.Score(ジェイスコア)の「AIスコア・レンディング」は、日本で初めてAI(人工知能)を融資の審査に採用したキャッシングサービスです。
そんなAIスコア・レンディングを、「利用したい!」という時に気になるのが審査ですよね。
とくに「審査は厳しいの?」という点は多くの人が気になる部分かと思います。
また、「従来の消費者金融の審査とはどう違いがあるのか?」という疑問もあるでしょう。
そこでこの記事では、そんなJ.ScoreのAIスコア・レンディングの審査について徹底解説してみました。
この記事を読んでもらえれば、J.Scoreの審査難易度や仕組みがわかりますので、ぜひお読みください。
目次
J.Score(ジェイスコア)の審査は消費者金融としては厳しいかも!?
J.Scoreの審査は消費者金融の中では厳しい可能性があります。
その理由は上限金利が低いからです。
J.Scoreの金利は「年0.8%~12.0%」となっており、上限金利は「年12.0%」です。
それに対して、大手消費者金融の上限金利は以下のようになっています。
業者名 | 上限金利 |
アコム | 年18.0% |
アイフル | 年18.0% |
プロミス | 年17.8% |
SMBCモビット | 年18.0% |
レイクALSA | 年18.0% |
上記のように大手消費者金融の上限金利は、ほぼ「年18.0%」で横ならびです。
このため、J.Scoreは大手諸費者金融と比べて、上限金利が6.0%も低いことになるんですね。
カードローンの場合、上限金利が低いほど審査の難易度が上がる傾向があります。
その理由は、上限金利が低くなるほど低い金利で貸し出すことになり、貸し手側の利息収入が減るため、借り手が返済不能になったときの損失が大きくなるからです。
よって、審査の難易度を上げて融資する人を制限しようとする傾向が強いのです。
AIスコア診断が600点未満だと利用できない点も注意!
J.ScoreのAIスコア・レンディングを利用する前には、AIスコア診断を受けることになります。
そして、AIスコア診断で600点以上のスコアを出さないといけません。
600点未満ですと、AIスコア・レンディングの申込資格を満たさずに利用できないので、注意しましょう。
さて、ここまでの解説でJ.Scoreの審査が消費者金融の中では厳しくなる可能性があることは理解してもられたかと思います。
そんなJ.Scoreの審査は、従来の消費者金融と違いはあるのでしょうか?
J.Score(ジェイスコア)の審査は従来の消費者金融とどう違う?
J.Scoreも従来の消費者金融と同様に、申込者の情報から、返済能力や信用をスコア化するという点ではおなじです。
しかし、J.Scoreの場合、従来の消費者金融では重視されなかった情報もスコア化の対象になります。
たとえば、よく行くお店や所有しているゲームなど、申込者の性格やライフスタイルに関するものなど、キャッシングの審査に無関係に思えるものもスコア化の対象になるんですね。
また、以下のような違いもあります。
審査方法 | 審査の特徴 | |
J.Score | AIによる審査 | ・人工知能が審査の大部分を担当 ・AIスコアのみならニックネームでも可能 ・AIスコアのみなら信用情報機関への照会なし ・申込前の段階で金利や利用限度額がある程度分かる |
従来の消費者金融 | スコアリング審査 | ・コンピューターが審査の大部分を担当 ・実名の申告が必須 ・信用情報機関への照会が必ずある ・金利や利用限度額は申込後でないと分からない |
とくにAIスコアのみなら、実名でなくても良い点、信用情報機関への照会がないこと、申込み前の段階で金利や限度額がある程度わかる部分は、従来の消費者金融と大きな違いがあります。
ただし、AIスコア・レンディング(キャッシングサービス)に正式申込する場合は、実名が必須ですし、信用情報機関への照会がある点は理解しておきましょう。
J.Score(ジェイスコア)の審査に通過するためのポイント7つ!
ここからは、J.ScoreのAIスコア・レンディングの審査に通過するために、知っておくべきポインをお伝えしていきます。
そのポイントとは以下の7つです。
J.Score審査のポイント
- 申込条件を満たす
- AIスコアを上げる
- 安定収入を持つ
- 他社の返済期日を守る
- 他社の借入額と件数は多すぎない
- 総量規制をオーバーしない
- 信用情報に事故情報がない
申込条件を満たす
申込条件を満たさないと確実に審査落ちになってしまうため、確認しておきましょう。
J.Scoreでお金を借りるには以下の条件をすべて満たす必要があります。
- AIスコア診断が600点以上
- 契約時の年齢が満20歳以上、満70歳以下で国内に居住していること
- 安定かつ継続した収入が見込めること
AIスコアを上げる
AIスコアを上げることも重要です。
そもそも、AIスコアが600点未満ですと申込資格を満たせません。
そして、スコアが高くなるほど、返済能力や信用力を高く評価されているということですので、審査にも融資になる可能性が高いです。
そんなAIスコアを上げる方法は次の2つを実行し、J.Scoreに提供する情報を増やすことです。
- AIスコア診断の回答数を増やす
- 情報連携をする
AIスコア診断の回答数を増やす
AIスコア診断は、回答数が増えるほどスコアが上がりやすいです。
質問には回答が必須なものとそうでないものがあります。
そうした必須でないものを積極的に回答していけば、スコアが上がる可能性があります。
情報連携をする
J.Scoreでは以下のサービスと「情報連携」が可能です。
- みずほ銀行
- ソフトバンク
- ワイモバイル
- Yahoo! JAPAN
上記のサービスを利用している場合、J.Scoreと情報連携すれば、その利用情報などをJ.Scoreに提供することができます。
そのため、J.Score に提供する情報を増やすことができ、AIスコアUPにつながります。
また、情報連携には金利が下がるというメリットもあります。
情報連携をひとつするごとに金利が0.1%下がり、最大0.3%下がりますのでぜひしておくべきです。
安定収入を持つ
安定収入を持つことは必須です。
このため、パートやアルバイトでも良いので、毎月継続して収入が得られている必要があります。
他社の返済期日を守る
他社の返済期日は必ず守るようにしてください。
キャッシングサービスに正式申込すると信用情報機関への照会がありますので、過去の返済履歴を確認されます。
そのため、返済期日を守っていないと審査落ちの原因になるので注意です。
他社の借入額と件数は多すぎない
他社の借入額と件数は多すぎないことも重要です。
ここで言う他社の借入とは以下のようなものになります。
- カードローン・キャッシング
- クレジットカードのキャッシング枠
- フリーローン
これらの借入額や件数が多すぎると、「これ以上の融資は危険」と判断されやすくなるため、審査上不利です。
他社借入の目安は非公開ですので正確に分かりませんが、金額は年収の1/3、件数は3件を超えると危ないとされるので、気をつけておいてください。
総量規制をオーバーしない
総量規制をオーバーしないようにも気をつける必要があります。
J.Scoreは消費者金融ですので総量規制の対象です。
総量規制とは
総量規制とは、貸金業者は申込者の年収の1/3までしか融資してはいけないという法律です。(貸金業者=消費者金融・信販会社・クレジット会社)
このため、J.Scoreでは年収の3分の1までしか借入できません。
この年収の1/3というのは他の貸金業者と合計してになります。
そうした事から、すでに消費者金融などから借入があり、その金額が年収の1/3を超えている場合、J.Scoreでは100%借入できません。
また、借入額が年収の1/3に近い場合も審査落ちの可能性が高くなるので注意です。
信用情報に事故情報がない
信用情報に事故情報がないことも必須です。
以下のような事故情報がある場合、審査にはまず通らないと思っておきましょう。
- 長期延滞
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
- 代位弁済
- 強制解約
J.Score(ジェイスコア)の必要書類と審査の流れ
ここからは、J.Scoreの必要書類と審査の流れをお伝えしていきます。
まずは必要書類を確認していきましょう。
必要書類
必要書類は「本人確認書類」と「収入証明書類」の2点です。
本人確認書
本人確認書は必須であり、「運転免許証」を提出します。
運転免許証をお持ちでない場合は、以下のいずれか1点を用意してください。
- 健康保険証
- パスポート
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
収入証明書類
収入証明書類は以下の条件に当てはまる場合に必要です。
- 希望限度額が50万円を超える場合
- J.Scoreの希望限度額と他の貸金業者の借入合計が100万円超になる場合
なお、J.Scoreの公式サイトによると、上記のケース以外でも収入証明の提出を求めることもあるそうですので、なるべく用意しておくのがおすすめです。
収入証明として有効な書類は以下となり、この中から1点を提出します。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書・納税通知書
- 確定申告書
- 所得(課税)証明書
- 給与明細書(直近年月の2カ月分(賞与がある場合は、直近1年分の賞与明細書もあわせて提出)
審査の流れ
J.Scoreの審査の流れは次のとおりです。
- AIスコア診断実施
- スコアレンディングの申し込み
- 仮審査~仮審査結果の通知
- WEBアップロードで書類提出
- 本審査~本審査結果の通知
- スマホ・PCにて契約手続き
- 借入
まずはJ.Scoreの公式サイトで、AIスコア診断を受けることになります。
AIスコア診断で600点以上を出せれば、スコアレンディング(キャッシングサービス)に申し込みが可能です。
スコアレンディングに申込後は仮審査結果が画面に表示され、仮審査に通過できれば、必要書類をアップロードします。
その後、本審査が開始され、結果は最短30分でメールにて通知されます。
ただし、J.Scoreの審査対応時間は以下のようなっています。
平日 | 9:00~19:00 |
土曜日 | 9:00~18:00 |
日曜日や祝日は審査に対応していないので気をつけましょう。(申し込みだけなら可能です)
無事に本審査に通過できましたら、契約手続をします。
契約後はすぐに利用可能となり、以下の時間帯でしたら即日振込に対応してくれます。
月曜~金曜日 | 22:55まで |
土曜日 | 21:40まで |
日曜日 | 16:40まで |
ただし、利用している金融機関によっては、当日中の受付可能時間が異なりますので、こちらで確認しておいてください。
J.Score(ジェイスコア)審査まとめ
J.Scoreは上限金利が年12.0%と低いため、消費者金融の中では審査が厳しい可能性があります。
しかし、年12.0%という上限金利は消費者金融としてはトップクラスの低さであり、平均的な銀行カードローンと比較しても低めです。
このため、他社よりも低金利で借入できる可能性が高くなっています。
審査が厳しい可能性があるとは言っても、それは消費者金融としてはですので、過度に気にする必要はありません。
AIスコア診断のみであれば、ニックネームでも可能ですし、信用情報機関への照会もないため、借入できそうか試しに診断を受けてみてはいかかでしょうか。