「他社に乗換えて返済を楽にしたい!」
「現在のカードローンは使いにくいので、他社にしたい!」
このような時に利用を検討するのが「借り換え」ですよね。
カードローンと一口にいっても、金利やサービスはことなります。
よって、借り換えをおこなえば、返済が楽になったり、使いやすくなったりすることがあります。
では、そんなカードローン借り換えをするならどこですべきでしょうか?
また、借り換えには審査がありますし、メリットやデメリットも知っておくべきですので、そうした点も解説していきます。
目次
カードローンの借り換えなら今より金利が低くなるとこがおすすめ!
カードローンの借り換えをするなら、現在より金利が低い会社を選ぶのがおすすめです。
借り替えを希望する人の多くが、利息を減らす目的でするかと思います。
利息は金利で決まると言っても良いため、利息を減らすには、現在より金利が低くなることが必須です。
このため、借換えをするなら、今より金利が低いカードローンを選ぶようにする必要があります。
金利は「上限金利」に注目しよう!
金利は必ず「上限金利」に注目するようにしてください。
上限金利とは、そのカードローンで設定される一番高い金利です。
たとえば、年2.0%~14.5%とあれば、14.5%が上限金利になります。(逆に2.0%は下限金利と呼びます)
なぜ、上限金利に注目するかというと、金利は審査を受けてみるまではいくらになるかわからないからです。
カードローンの金利は限度額によって決まるのが基本です。
限度額が高くなるほど、適応される金利は逆に低くなっていくのが基本なんですね。
しかし、限度額は審査によって決まるため、申し込みの段階ではいくらになるかわかりません。
このため、金利も審査を受けるまでは何%になるかわからないのです。
ただし、上限金利以上に設定されることは100%ないのは確実です。
そのため、上限金利が低いカードローンほど、低金利で借入できる可能性が高いと判断できます。
「下限金利」は無視してOK
上限金利とは逆に、「下限金利」はほとんど気にする必要がありません。
理由は、下限金利は最高限度額が設定されたときに適応になる金利であるため、ほとんどの場合、まず適応になることがないからです。
カードローンの最高限度額が適応になるのは、年収などのステータスが高い選ばれた人のみです。
しかし、そうしたステータスが高い人であっても、新規契約から最高限度額が適応になるケースというのはほぼありません。
ある程度の利用実績を積み上げて、増額してもらってはじめて適応になるというケースがほとんどなんですね。
そうした事から、下限金利に関してはよっぽど高くない限りは、無視しても大丈夫です。
金利が下がると総返済額はどれくらい違う?
ここでは、借り替えによって金利が下がると、総返済額にどのくらい差がつくのかを計算してみました。
今回は、50万円を金利18.0%・返済期間3年で借りていると仮定してみましょう。
この場合の総返済額は「270,000円」です。
この状態から借り替えして、金利が下がると以下のように総返済額も変化します。
借り換え後の金利 | 総返済額 |
17.0% | 255,000円 |
15.0% | 225,000円 |
13.0% | 195,000円 |
12.0% | 180,000円 |
10.0% | 150,000円 |
金利が18.0%から17.0%と、1.0%下がっただけでも、総返済額が270,000円→255,000円と15,000円軽減できています。
これが15.0%と3.0%下がれば、総返済額は225,000円になりますので、45,000円も少なくできます。
もし、10.0%で借り換えできれば、総返済額は150,000円と、12万円もの軽減になるんですね。
このように金利が数%下がるだけでも、総返済額は大きく減らせますので、借り換えは非常に有効なのです。
ただし、借り替えには審査があります。
よって、審査に通過しないことには借り換えができません。
そこで次章では、借り替えの審査で注目されるポイントを解説してきますのでこのままお読みください。
借り換え審査で注目されるポイントはココ!
借り換え審査で注目されるポイントは以下の2つです。
- 安定収入
- 信用情報
安定収入があることは必須!
カードローンの審査では「安定収入」の有無を重視されます。
なぜなら、カードローンの返済は毎月していくことを想定しているため、それが可能なだけの収入が毎月あるかという部分を、必ず確認する必要があるのです。
このため、毎月何らかの手段で収入を得ていなくては審査に通るのが難しいです。
信用情報に問題がないことも重要
信用情報に問題がないことも重要になってきます。
カードローンの審査では「個人信用情報機関」への照会があり、あなたの信用情報を確認されます。
個人信用情報機関とは?
よって、以下のような項目に当てはまると、信用情報に問題があると判断され、審査に通りづらくなります。
- 他社の借入額と件数が多い
- 他社の返済記録に延滞記録がある
- 事故情報がある
上記のような人は、返済能力やお金に関する信用に問題があるケースが多いです。
このため、審査落ちになってしまうことが多いんですね。
とくに、以下のような事故情報があるとほぼ審査に通らないと思っておきましょう。
- 長期延滞
- 強制解約
- 代位弁済
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
消費者金融や信販会社は「総量規制」の対象になる
消費者金融や信販会社のカードローンは、「総量規制」の対象になるので注意です。
総量規制とは、貸金業者は申込者の年収の3分の1までしか融資してはいけないとう法律です。(貸金業者=消費者金融・信販会社・クレジット会社など)
このため、消費者金融や信販会社のカードローンでは年収の1/3までしか借入できません。
そして、この年収の1/3までというはすべての貸金業者の借入を合計してです。
よって、消費者金融から消費者金融というように、貸金業者から貸金業者に借り替えする場合、現在の借入額が借り替え先の借入上限額に影響します。
たとえば、以下のような人がいるとしましょう。
- 年収:300万円
- 総量規制の借入上限:100万円
- 貸金業者からの借入額:80万円
この人の場合、総量規制の借入上限は100万円ですが、すでに貸金業者からの借入が80万円あります。
よって、100万円-80万円=20万円
となり、貸金業者から新規で借入できるのはあと20万円です。
そのため、新たな貸金業者の審査に通ったとしても、80万円全額の借り換えはできないんですね。
そうした事から、消費者金融や信販会社で借り換えする際は、この総量規制に注意しておく必要があります。
借り換え審査は通常よりも難易度が上がる可能性あり!
借り換え審査は通常よりも、難易度が上がる可能性があると思っておきましょう。
理由は、すでに借入がある状態で審査を受けることになるからです。
すでに借入がある状態ですと、その分だけ返済できる余力を少なく判断されてしまう可能性があり、審査に不利となります。
「借りたお金で他社の借金は完済するから、甘めに見てくれるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
使いみちが借り替えであろうと、審査の基準が変わることはないんですね。
このため、通常とおりの審査がされますので、すでに借入がある状態の借り替えはハードルが上がる傾向にあるのです。
借り換えのメリット&デメリットをしっかり理解しておこう!
カードローンの借り換えには、メリットとデメリットがあります。
よって、それらをよく理解してから申し込みをすることが大切です。
そこでこの章では、借り換えのメリットとデメリットについてお伝えしていきます。
借り換えのメリット
借り換えには以下のようなメリットがあります。
- 総返済額の軽減
- 月々の返済額の減少
- 新規申込サービスなどを受けられる
先にもお伝えしたとおり、借り換えして金利が下がれば、総返済額が減らせる可能性があります。
また、月々の返済額が減ることもありますので、「毎月の返済負担を軽くしたい!」という場合にも有効です。
新規で他社に申し込みすることになりますので、無利息期間やポイント贈呈などの新規申込サービスなどを受けられることもあります。
借り換えのデリット
借り換えには次のようなデリットがあります。
- 審査が厳しくなりがち
- 月々の返済額が増加することがある
- 総返済額が増えてしまうケースがある
先述したとおり、借り替えはすでに借入がある状態で審査を受けるため、審査の難易度が高くなります。
借り換え先によっては、月々の返済額が増加することもあるので注意です。
総返済額が増えるというケースもあります。
たとえば、借り替え前よりも金利が高くなったり、返済期間が延びてしまったりすると、そうなる可能性があるので気をつけておく必要があります。
カードローン借り換えのまとめ
借り換えをするなら、今よりも金利が低いカードローンを選択するのがおすすめです。
そうすれば総返済額が大きく減らせる可能性があります。
金利を確認するときは、一番高い「上限金利」に注目するようにしてください。
上限金利以上に設定されることは100%ありませんので、上限金利が低いカードローンほど、低金利で借入できる可能性が高いです。