カードローンは限度額の範囲内で何度でも使えるのが利点ですよね。
しかし、人によっては「限度額いっぱいになってしまいもう使えない・・・」という場合もあるかと思います。
そのような場合どうしたら良いでしょうか?
そこでこの記事では、カードローンの限度額が無くなってしまったときの対処方法をお伝えしていきます。
目次
カードローンの限度額いっぱいになったら「増額」がおすすめです!
カードローンの限度額を使いきってしまったら、増額してもらうのがおすすめです。
多くのカードローンでは増額が可能となっており、限度額を増やしてもらうことが可能です。
そのため、増額申請をすれば今よりも多くの借入ができます。
増額申請の方法もインターネットの会員サイトや、電話などで簡単にできますので、利用中のカードローンで増額するのが一番手軽なんですね。
ただし、増額には審査があります。
そこで次章では、増額の審査に通るためのポイントをお伝えしていきます。
カードローンの増額審査に通るためのポイント6つ!
カードローンの増額審査に通るためのポイントは次の6つです。
増額審査に通るポイント
- 前回の契約時から6ヶ月以上経っている
- 返済期日をしっかり守っている
- 他社借入額や件数が増えていない
- 総量規制に注意する
- 年収がアップしている
- 定期的な利用がある
前回の契約時から6ヶ月以上経っている
増額してもらうには、前回の契約時から6ヶ月以上経っていることが目安です。
多くのカードローン会社では契約後すぐの増額はできず、ある程度の利用実績が必要です。
その目安が半年であるため、契約してから6ヶ月以上経ってから、増額に申し込むのが望ましいです。
返済期日をしっかり守っている
返済期日をしっかり守っていないと増額審査にはまず通りません。
延滞するような人はお金に関して信用できず、お金がなくて返済できない可能性もあり、返済能力にも不安があるためです。
ちなみに、返済期日を守らなければいけないのは、増額するカードローン会社だけではありません。
他社のカードローンやクレジットカード、住宅ローンなどの各種ローンの返済期日も含まれます。
増額審査時にはこうしたものの返済記録もチェックされますので、すべての返済を期日とおりにするようにしてください。
他社借入額や件数が増えていない
他社借入の金額と件数が増えていないという点も重要です。
これらの金額や件数が多いほど、毎月返済する金額が高額になっていきますので、返済能力を低く見られてしまいます。
よって、前回の審査時よりも他社借入が増えていると、増額してもらいにくくなります。
総量規制に注意する
消費者金融や信販会社など、貸金業者のカードローンで増額するときは「総量規制」に注意です。
総量規制とは、貸金業者は申込者に対して、他の貸金業者の借入と合計して年収の3分の1までしかお金を貸してはいけないという法律です。
貸金業者のカードローンはこの総量規制によって、年収の1/3までしか借入できません。
たとえば、年収が300万円なら1/3の100万円までが借入上限になるということですね。
そのため、増額できるのは年収の1/3までが上限になります。
また、年収の1/3にはすべての貸金業者の借入が含まれますので、消費者金融や信販会社、クレジット会社から借入がある場合は、それらを含めて計算されます。
よって、他の貸金業者の借入額によっては増額できないケースもあるので気をつけましょう。
年収がアップしている
前回の契約時よりも、年収がアップしていると増額してもらいやすくなります。
年収がアップすれば返済能力も上がるケースが多いため、そうした部分を評価してもらえる可能性が高くなるからです。
カードローン会社は申込者の返済能力によって限度額を決めます。
よって、返済能力を高く評価してもらうほど、多くの金額が借入できる可能性が上がるんですね。
定期的な利用がある
定期的な利用があると増額審査に有利になるケースもあります。
定期的な利用をする人はこの先もそうであるケースが多く、増額すればまた利用してくれる可能性が高いからです。
以上が、カードローンの増額審査に通るためのポイントです。
ここまでカードローンの増額についてお伝えしてきましたが、人によっては増額できないケースもあるかと思います。
そこで次章では、カードローンで増額できないときの対処方法をお伝えしていきます。
カードローンの限度額を増額できそうにない・・・。そんなときの対処方法
カードローンの限度額を増額できそうにないときは、以下のいずれかの方法を検討してみるのがおすすめです。
増額が不可だった時の選択肢
- 地道に返済する
- 他社のカードローンに申し込む
- クレジットカードを利用する
- ローンを組む
- 質入れで借入する
- 不用品を売る
- 生命保険の「契約者貸付制度」で借入する
地道に返済する
地道に返済するという方法があります。
カードローンは返済すれば、その分だけ限度額が回復します。
よって、返済を繰り返していれば、自然と限度額も復活していきます。
他社のカードローンに申し込む
他社のカードローンに申し込むという手もあります。
各社によって審査の基準はことなるため、利用中のカードローンの増額審査に通らない場合でも、別の会社であれば借入できる可能性もあるからです。
クレジットカードを利用する
クレジットカードを利用するという方法もおすすめです。
クレカには「キャッシング枠」を付属できるケースが多く、それを利用すれば、ATMや振込によって現金の借入が可能です。
付属するには審査がありますが、すでにカード自体の審査に通っているため、カードローンの審査よりはハードルが低いです。
また、すでに付属済みであれば審査はありません。
その他に、商品の購入など、「ショッピング枠」を利用できるシーンであれば、それを利用して現金の借入の代用にするという手もあります。
ローンを組む
ローンを組むという手もあります。
これは何か欲しいものがあって、「お金が足りない。カードローンの限度額も使いきってしまっている・・・」というような時に最適です。
ローンを組めば、その時点でお金がなくても後から分割払いで返済していけば良いため、欲しい物を手に入れることが可能です。
質入れで借入する
質入れで借入するという手も有効です。
質屋では品物を担保としてお金を貸してくれ、それを質入れと言います。
この質入れでは担保にできる品物さえあれば良いため、審査などはなく、その場ですぐに借入が可能です。
担保にできる品物も、貴金属から時計、ブランド品の鞄や財布、カメラ、パソコンなど、様々なものがありますので、利用しやすいとう点もメリットです。
不用品を売る
不用品を売るというのもおすすめです。
自宅にある不要な品物を「買取りショップ」や、「買取りサイト」などで売れば、すぐに現金化することができます。
とくに買取りショップであれば、その場で現金に換えられるので急いでいるときなどに最適です。
また、「ヤフオク」や「メルカリ」などで売るという手もあります。
これらは写真撮影やコメントの作成などの手間はありますが、買取りショップや買取りサイトよりも、高く売れるケースが多いという点が魅力的です。
生命保険の「契約者貸付制度」で借入する
生命保険の「契約者貸付制度」で借入するという方法があります。
契約者貸付制度とは、保険の「解約返戻金(カイヤクヘンレイキン)」の範囲内で借入ができる制度です。
終身保険や養老保険、個人年金保険などの「積み立て型」の保険は、解約した場合、積み立てたお金が戻ってくるようになっています。
これを解約返戻金と呼びます。
そして、この解約返戻金は借入という形で使うことが可能です。
もちろん、保険を解約する必要はありませんし、解約返戻金は保険加入者のものですので審査もありません。
返済も保険の満期までにすれば良いため、自分のペースで返済していけるという点も魅力的です。
カードローン限度額いっぱいになった時まとめ
カードローンの限度額がいっぱいになってしまったら、まずは増額を検討してみましょう。
増額であれば簡単な手続でできるケースがほとんどなため、手軽に限度額を増やすことが可能です。
ただし、増額には審査があります。
よって、今回解説した審査のポイントをよく確認しておきましょう。
もし、増額審査に通過できそうにないときは、この記事で紹介している増額以外の対処方法を検討するのがおすすめです。